「午後問題、本文が長すぎて読み終わるころには設問を忘れている….」「どこが正解の根拠がわからず、何度も読み直して時間が足りなくなる….」
システム監査の攻略で多くの人が陥るのが、「真面目に全部読もうとして自滅する」という罠です。かつての私もそうでした。
しかし、システム監査は知識を競う競技ではなく、「監査人の目線で、いかに効率よく不備を見つけ出すか」を競う実務に近い試験です。
そこで私がたどり着いたのが、脳の負荷を最小限に抑え、必要な情報だけ狙い撃つ「1問1答ハンティング」という手法です。今回は合格を目指す中で磨き上げた、迷いを断ち切るための「読解の型」を具体的に解説します。
鉄則:いきなり全文読まない。まずは設問から。
午後問題の長い本文をすべて記憶するのは不可能です。まずは「設問を1つだけ」読みます。複数を同時に頭に入れないことで、脳のパンクを防ぎ、集中力を一点に絞ります。
準備:本文を読み始める前のアクション
本文を読み進める前に、次の2つの準備を行います。
- ターゲットのキーワードを1つ決める:設問の核となる単語を1つ選定します。目的は、膨大な文章の中から必要な情報だけを「効率よく読む」ことです。探し物が明確であれば、本文を読み進めている最中に、無関係な文章に目を取られる時間を削れます。
- 解答の「語尾」を固定する:「リスクは?」と問われたら、先に脳内で「~となるリスク」のように語尾を設定します。この語尾に合う文書を本文から探します。
本文の読解:監査人の「視点」で線を引く
キーワードを探しながら、「監査人」の視点で本文を読み進めます。以下の3つのポイントには必ず線を引きます。
- 過去の指摘事項(最優先):「改善を求められていた」「指摘されていた」という記述は、システム監査において重要なポイントです。
- 現状ですでに起きている問題:「実害が出ている」「不一致が起きている」など、すでに顕在化している箇所は、原因探しの決定的な証拠になります。
- 発生する可能性が高い「リスクの芽」:「現状は問題ないが、~の判断に委ねられている」といった、将来問題が起きそうな場所は記述式の回答で最も狙われます。
解答:解答後は脳のリセット
見つけたパーツを用意していた語尾に当てはめて、解答を書き上げます。
解き終わったら一度脳をリセットして「忘れる」ことが重要です。再び新しいキーワードを1つ決めて、次の設問のハンティングに向かいます。
まとめ:2026年CBT方式を見据えて
画面上で長文をスクロールするCBTでは、この「1問解決型」の解き方が、最も視線の移動を減らし、ミスを防ぐ最強の武器になります。情報過多な試験だからこそ、「効率よく読み、今必要な情報だけを抜く」このスキルが合否を分けます。



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