「応用情報技術者試験、範囲が広すぎてどこから手を付けていいか分からない…」
「働きながらだと勉強時間が確保できない…」
そんな悩みを持っていませんか?
こんにちは、当ブログの管理人のまめもやしです。
応用情報技術者試験は、ITエンジニアにとって最初の大きな壁といわれます。
私も働きながらこの試験に挑み、合格を掴み取りました。
その経験と、その後の情報処理安全確保支援士合格を通じて見えてきた「応用情報技術者試験に合格するための道筋(Road)」をこの記事にまとめました。
単なる「最短ルート」ではなく、「二度手間にならない、本質的な合格法」を解説します。
この記事は、仕事と両立しながら合格を勝ち取りたい人に向けての記事になります。
応用情報技術者試験の「壁」の正体
多くの人がこの試験を「基本情報の延長線上」と捉えて挑み、挫折します。その壁の正体は、「範囲の広さ」と「記述の深さ」という、質の異なる2つの困難が同時に襲ってくることにあります。
この壁を乗り越えるために、私が実践し、支援士合格にもつながった「戦略的撤退」の根拠を解説します。
午前問題は「一切捨てない」:ITエンジニアとしての基礎作り
午前問題の壁は、その圧倒的な「網羅性」です。テクノロジから経営まで、ITエンジニアとして必要な知識がすべて詰まっています。
- 戦略の根拠:ここで「苦手だから」と分野を捨てるのは、エンジニアとしての基礎に穴を作るのと同じです。午前問題は、後の高度試験や実務のすべての土台になります。
- まめもやし流攻略:私は午前問題に関しては、一切の妥協をせず全範囲を網羅しました。「60点取れればいい」という考えではなく、全分野の用語を理解し、過去問道場で正解以外の選択肢まで説明できるレベルまで叩き込みました。この「広く浅く、でも穴を作らない」努力が、午前試験の読解を助ける強力な武器になります。
午後問題は「選んだもの以外やらない」:リソースの最適配分
対照的に、午後の壁は「記述の深さ」です。11分野すべてを完璧にしようとすれば、時間がいくらあっても足りません。
- 戦略の根拠:試験構成上、11問中5問しか解きません。使わない知識に時間を割くのは、働きながら合格を目指す身としては「戦略ミス」です。
- まめもやし流攻略:私は、「自分が選ぶと決めた5科目+予備の1科目以外、1問も過去問を解かない」という選択をしました。「もし本番で難しい問題が出たら…」という不安を捨て、選んだ科目を「誰よりも深く」研究することに全リソースを集中投下しました。11科目を平均60点にする努力をするなら、5科目を常に80点以上取れるまで極める。この「一点突破」こそが、記述の壁を壊す唯一の方法だと考えています。
「全網羅」と「一点突破」のバランスが合格への道(Road)
「午前は広く、午後は深く」一見矛盾するようですが、これが本質です。午前でITの全貌を把握しているからこそ、午後の専門分野で「周辺知識」を活かした柔軟な回答が可能になります。
全部を完璧にしようとして溺れるのではなく、「どこを広げ、どこを絞るか」このリソース配分を明確にすることが、応用情報の壁を突破する最短かつ本質的なロードマップとなります。
【午前対策】過去問道場を「正解する」だけで終わらせない
応用情報の午前試験(80問)を突破するために、欠かせないのが「応用情報技術者試験 過去問道場」での学習です。しかし、ただ闇雲に解いて「正解した!」と喜ぶだけでは、本質的な力は身につきません。
私が実践した「基礎を作り、午後試験につなげる」ための3つの極意を紹介します。
「正解以外」の選択肢まで自分の言葉で説明する
午前試験は4択形式ですが、私は正解を見つけること以上に「不正解の3つの選択肢」を重視しました。
- 戦略の根拠:応用情報の午前は、過去問が形を変えて繰り返し出題されます。周辺用語をすべて網羅しておくことで、本番でどんな変化球が来ても対応できる「本物の基礎力」が身につきます。また、午後の専門分野を解く際、周辺知識があることで問題文の理解スピードが劇的に上がります。
- まめもやし流攻略:「選択肢の用語を、IT未経験者にもわかる言葉で脳内解説する」ことです。例えば、正解が「IDS」だった場合、残りの選択肢にある「WAF」や「IPS」についても一言添える癖をつけました。これが後に、支援士試験で専門用語を使い分ける際の強力な武器になりました。
「WAF」⇒「Webサイトを守るために防御壁(店の入り口で不審者のチェックをするドアマン)」
「IPS」⇒「不審なアクセスを見つけて、すぐにブロックしてくれる頼れる門番(防犯カメラで怪しい動きを見つけて知らせる警備員)」「IDS」⇒「不審なアクセスを見つけて「怪しいよ!」と知らせてくれるセキュリティの見張り役(怪しい人がいたら即座に止めに入る警備員)」
計算問題は「理解の可否」でシビアに選別する
「計算問題はすべて捨てる」という極端な戦略もありますが、私はあえて選別を推奨します。
- 戦略の根拠:働きながらの学習では、リソース(時間)が限られています。複雑な難問を1問解くのも、簡単な用語問題を1問解くのも、同じ「1.25点」です。理解に膨大な時間がかかる「コスパの悪い難問」に固執せず、確実に得点できる部分に注力するのが「合格への最短距離」です。
- まめもやし流攻略:「解説を読んで『なるほど!』と思えるかどうか」を判断基準にすることです。解説を読んで「手順が理解できる」ものは、一度解き方を覚えれば忘れない「確実な得点源(ボーナス問題)」として確保。逆に、解説を読んでも理解できないものは、勇気をもって後回し(時間があれば学習)にしました。この選球眼こそが、限られた勉強時間で勝率を高めます。
「年度別」での演習で、本番の集中力を養う
ある程度知識が固まったら、分野別ではなく「年度別(本番形式)」で80問を解く時間を設けます。
- 戦略の根拠:実際の試験は150分という長丁場です(途中退席可能)。分野別の演習では気づかない「脳の疲労感」や「時間配分」の感覚を体感として掴んでおかなければ、本番で本来の力が出せません。
- まめもやし流攻略:「常に正解率を80%~90%を安定して出す」ことを目標にすることです。60点ギリギリを目指すのではなく、圧倒的な余裕をもって午前を早めに、かつ高得点で解き終える「心の余裕」が、その後に控える最も過酷な「午後の記述式」へ挑む際の強力な自信(マインドセット)になります。
午前試験を最小限の努力で突破する具体的な手順は、こちらのページで解説しております。
【午後対策】過去問の反復で「IPAの思考」をインストールする。
午後試験の記述式に対し、「センスや文章力が必要なのでは?」と不安になるかもしれません。
しかし、私が実際に突破して感じたのは、「午後試験は、IPAが求めている答えのパターンを描く必要がある」ということです。
そのためには、手を広げすぎず、選んだ科目を徹底的に反復する「選択と集中」、そして一回ごとの学習の密度が不可欠です。
「IPAが求める答え」は過去問の繰り返しで見えてくる
記述式には、独特の「作法」があります。問題文のどこかにヒントがあり、それをどう削って指定文字数に詰め込むか。これは、一度解いただけでは身につきません。
- 戦略の根拠:IPAの試験には、一貫した「正解の導き方」があります。同じ問題を何度も繰り返すと、「このキーワードが来たら、答えはあっちの方向だな」という出題者の意図が透けて見えるようになります。この「勘」を養うことこそが、記述対策の正体です。
- まめもやし流攻略:私は「同じ過去問を、答えを覚えてしまうほど繰り返し」解きました。単に正解をなぞるのではなく、「なぜこの一文が解答の根拠として選ばれたのか?」というIPAの思考プロセスを自分の中にコピーする作業です。この反復によって、初見の問題に対しても「IPAならこう答えてほしいはずだ」という感覚が持てるようになりました。
解きっぱなしにしない。「解く+答え合わせ」をワンセットで完結させる
記述対策において、もっとも避けるべきは「解いて満足して、答え合わせを後回しにする」ことです。
- 戦略の根拠:解いた直後が、最も自分の思考プロセスが鮮明な状態です。
「なぜ自分はこの答えを書いたのか」を忘れる前に解説を読むことで、自分の思考とIPAの思考の「ズレ」を正確に矯正できます。 - まめもやし流攻略:私は必ず「問題を解く時間と、答え合わせをする時間をセットで確保する」ことにこだわりました。疲れていると、答え合わせは明日でいいや…となりがちですが、そこをグッと堪えてその場で完結させます。解説を読み込み、IPAが求めている表現をその場で吸収する。この泥臭い勉強が、結果として合格ロードにつながりました。
「選んだ科目以外はやらない」は、反復時間を生むための決断
私が選択科目+予備科目(1科目)以外を一切やらなかったのは、限られた時間をすべて「選んだ科目の反復」に注ぎ込むためです。
- 戦略の根拠:11分野を1回ずつ解くより、6分野を3回、5回と繰り返す方が、合格率は圧倒的に高くなります。働きながらの学習では、時間は有限です。道の分野に怯えて手を広げるよりも、決めた分野の「職人」になる方が、本番で確実に点数をもぎ取れます。
- まめもやし流攻略:不安を消すために手を広げるのではなく、不安を消すために選んだ科目の精度を極限まで高めました。「これだけやった自分が解けない問題なら誰も解けない」と思えるまで反復します。
私が実践した「得点が安定する」5科目の選び方については、こちらのページで解説しております。
働きながら「Labor(努力)」を継続する工夫
どんなに優れた戦略も、実行し続けなければ合格(pass)というゴールにはたどり着けません。限られた時間の中で、いかにして「質の高い努力(Labor)」を継続するか。
私が実践した3つの時間活用術を紹介します。
「隙間時間」を午前対策の主戦場にする
まとまった時間が取れない平日は、スマホでの「過去問道場」を生活の一部に組み込みます。
- 実践法:通勤電車、昼休憩、待ち時間など、10分あれば過去問道場を開き問題を解きます。午前問題は一問一答形式のため、隙間時間との相性が抜群です。「机に座ってから勉強する」のではなく、日常の隙間をすべて午前対策の時間に変えることで、休日は重い午後問題対策に集中できる環境を作りました。
- まめもやし流攻略:私は、通勤の1時間と退勤の1時間を午前対策に利用しました。試験当日までで、合計9500問ほど解きました。
「答え合わせ」まで含めた学習ユニットを固定する
3章でも触れましたが、午後の記述対策は「解いて終わり」が元とも危険です。
- 実践法:「今日は1問解く」と決めたら、必ず「解説を読み、IPAの意図を理解する」までの時間をセットでスケジュールに組み込みます。
- まめもやし流攻略:平日の勉強では、分野単位で区切り対策を行いました。例えば、令和3年の過去問を実施する場合、セキュリティ分野の実践⇒丸付け⇒復習といった、分野単位でスケジュールに組み込みました。休日には5科目通しで過去問を解き、疲労感を確かめる対策も実施しました。
「努力の見える化」でモチベーションを維持する
応用情報の勉強期間は数か月に及びます。途中で息切れしないための工夫が必要です。
- 実践法:過去問道場の段位や、解き終えた過去問の数を記録します。無料のアカウントを作ることで自動で記録されます。
- まめもやし流攻略:「今日は疲れていたけど、答え合わせまでセットでやり切った」という事実そのものを、自分の自信に変えていました。「Pass – LaboRoad」の通り、合格への道は一歩一歩の泥臭い努力の積み重ねです。自分の歩んできた「努力の軌跡」を可視化することが、最後まで走り抜ける力になります。
働きながら、学習を習慣化する方法については、こちらの記事で解説しています。





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