SEからPMOへ。私が実際に歩んだ資格取得ロードマップと、これからの挑戦。

その他

はじめに:資格は「点」ではなく「線」でつなぐもの

私がこれまでに取得してきた資格は、IT系8種、非IT系6種の計14個になります。「なぜそんなに取ったのか?」と聞かれることもありますが、私にとってこれらは単なるコレクションではありません。

パッケージSEからPMOへとキャリアを変え、その現場で生き残るために必要だった「武器の調達記録」です。

闇雲に資格を集めるのは効率的ではありません。キャリアのステージに合わせて、「今、自分にどの武器が必要か」を逆算して取得していく。今回は、私が実際にどのような順序で、どのような意図を持って資格を取得してきたのか。そのロードマップを公開します。

STEP 1:現場の言葉を理解するための「IT基礎力」

キャリアのスタートであるパッケージSE時代、私がまず着手したのは「IT全般の網羅的な知識」を固めることでした。

  • 主な取得資格: 基本情報、応用情報、情報セキュリティマネジメント
  • この時期の戦略: パッケージ導入の現場では、アプリだけでなくOS、ネットワーク、セキュリティなど幅広い知識が求められます。特に「応用情報」を突破したことで、専門外のエンジニアと対等に話ができる「共通言語」が手に入りました。PMOとしてプロジェクト全体を俯瞰する今、技術的なボトルネックがどこにあるのかを即座に察知できるのは、この初期の積み重ねが「足腰」になっているからです。

STEP 2:市場価値を証明する「専門特化の武器」

SEとしての経験を積みながら、次のステージ(PMO)を見据えたとき、「自分の強みを客観視させる」フェーズに入りました。ここで選んだのが、現代のプロジェクトに欠かせない「クラウド」と「セキュリティ」です。

  • 主な取得資格: AWS 4種(CLP/SAA/DVA/SOA)、情報処理安全確保支援士
  • この時期の戦略: 「何でもできます」は「何も得意ではありません」と同じ意味に捉えられかねません。私はAWSの4冠を達成し、さらに難易度の高い「支援士(セキュリティ)」を取得することで、転職市場における自分の「エッジ(鋭さ)」を作りました。これにより、面接では「技術的背景を深く持ったPMO候補」として、他の候補者と明確に差別化することができました。

STEP 3:PMOとして現場を動かす「ビジネス・管理の専門性」

転職を見据えた最終段階、そして現在のPMO実務において、学習の軸を「技術」から「管理・ビジネス」へとシフトしました。

  • 主な取得資格: PMO-S、PJM-A、個人情報保護士、日商簿記3級、秘書検定2級、DXスペシャリスト
  • この時期の戦略: PMOに必要なのは、技術力だけではありません。現場を円滑に回すための「マネジメントの型(PJM-A/PMO-S)」、リスクを管理するための「法的知識(個人情報保護士)」、そしてコスト感覚を養うための「会計知識(簿記)」です。これらを掛け合わせることで、「現場の痛みがわかり、かつビジネスの共通言語(数字や法律)で上層部と話せる」という、今の私のスタイルが完成しました。

勉強を継続させた、唯一の原動力

「なぜそこまで頑張れるのか」と聞かれることがありますが、私の原動力は「今の自分をアップデートし、望むキャリアを自らの手で掴み取りたい」という強い執念でした。

その執念を形にするために、以前の記事で紹介した勉強習慣(行動経済学)を徹底的に仕組み化し、感情の浮き沈みに左右されずに机に向かってきました。合格という小さな成功体験が積み重なるたびに、理想のキャリアへの距離が縮まっていく。その手応えだけが、私を突き動かしてきました。

終わりのない旅:これから目指す高み

私の資格取得ロードマップは、ここで終わりではありません。 PMOとしてのキャリアはまだ始まったばかり。今後は、さらに高度なマネジメント資格(プロジェクトマネージャ試験など)や、実務で直面する新たな技術領域への挑戦を計画しています。

「学び続けること自体が、PMOとしての最大のスキルである」

そう信じて、これからも合格の記録をこの記事に書き足していく予定です。私の挑戦が、同じようにキャリアの壁に挑んでいる誰かの道標になれば幸いです。

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